2011年3月20日日曜日

米国政府情報機関の分析結果

日本で進行中の状況に関するオバマ大統領のスピーチ

(オバマ大統領のスピーチからの抜粋 ここから)
「まず第一に,我々は,状況を監視し,健康被害をうける可能性のあるアメリカ市民を守るために,入手可能なあらゆる情報源を用いている.」

「日本の責任者達はヒーロー的な努力を続けているが,我々(米国)は,福島第一原子力発電所が受けた損傷が,周辺住民を重大な危険にさらしていることを,知っている.」

「このため福島第一原子力発電所から50マイル(80キロメートル)以内のアメリカ市民に対して,昨日避難指示を行った.」

「この決定(80キロメートル以内のアメリカ市民に避難指示を行った決定)は,科学的で慎重な計算と,事故が仮に米国で起こったのであれば我々が市民をまもるために用いたであろうガイドラインを基にしている.」

「そしてこのガイドラインを,世界中のどこであろうと,我々は用いるであろう.」

「50マイル(80キロメートル)よりも外側では,現状では避難の必要はない.」

「しかし我々には,慎重な予防措置を選択し,状況が悪化した場合に被ばくによって健康被害をうける危険性のあるアメリカ人に情報を与え指導する責任がある.」

「このため昨晩,日本の北東部(northeastern)にいる,米国政府機関にはたらく者,およびその家族(family members and dependents of U.S. officials)に対して,自主的な出国(departures)を認めた.」
(オバマ大統領のスピーチからの抜粋 ここまで)





この文書の要約

3月16日
オバマ大統領は,福島第一原発から半径80キロメートル以内の米国市民に対して,避難指示を行った.また安全に避難できない場合,逃げおくれた場合のみ屋内退避するよう指示.

3月16日 夜
オバマ大統領は,日本の北東部にいる米国政府機関にはたらく者,およびその家族に対して,自主的な出国(departures)を認めた.「日本の北東部」には横浜や横須賀も含まれていた.

3月19日 4:30PM
上記決定を含むオバマ大統領のスピーチ内容が,在日米国大使館ホームページに掲載された.(避難指示は,19日よりも前に,大使館からの情報として掲載されていた可能性が高い)

関連資料


[1] hahatoko.blogspot.com:
各国政府大使館の対応.
https://docs.google.com/viewer?a=v&pid=explorer&chrome=true&srcid=0B-i-ndxtbLRDNDdhZWQ4YmUtN2FhZC00NzMxLWFjMjQtMzc4NDcyYmU4YmQ1&hl=en

[2] 米国DigitalGlobe社:
衛星画像の解析結果(3月15日)と3月17日の衛星画像.
https://docs.google.com/viewer?a=v&pid=explorer&chrome=true&srcid=0B-i-ndxtbLRDNDEzMTVjZDItOTVlMi00YjZkLTk2YjEtMGZhNGQwMzgzMzFk&hl=en

[3] hahatoko.blogspot.com:
解析結果の日本語訳.
https://docs.google.com/document/d/1dEmrCrVaUwx0y2N9w1uvFMVJGZ_Wl74FhTFUS3rnmDA/edit?hl=en

この文書の情報源


在日米国大使館ホームページ
原文のURL
http://japan.usembassy.gov/e/acs/tacs-warden20110319-2.html

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